先日、狩猟免許(わな猟)を受験してきました。
この記事では、私が狩猟免許を受けようと思った経緯と、勉強方法・試験内容について書いていきたいと思います。
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受験しようと思った経緯
普通のサラリーマンである私が、なぜ狩猟免許を取得しようと思ったのか。
私はもともとアウトドアが好きで、釣り・登山・キャンプを楽しんでいます。
最近は釣りがメインですが、自然の中で過ごす時間が昔から好きでした。
ある日、キャンプ場で「きょん」を見かけました。
その時はきょんの存在を知らず、「小さくて可愛い鹿みたいな動物だな」くらいに思っていました。
その後、友人にその話をしたところ、
「きょんって、今かなり問題になってるらしいよ?」
と教えてもらいました。
調べてみると、私の地元である千葉県では、きょんによる農作物被害や生態系への影響が深刻な問題になっていることを知りました。
もともとアウトドアが好きな私とその友人は、
「俺たちに何かできることはないのかな」
と話すようになりました。
さらに調べていく中で、
狩猟免許を取得すれば、動物による被害防止に直接関わることができるのではないか
と考えるようになりました。
こうした経緯から、狩猟免許(わな猟)を取得することを決めました。
準備
まずは、試験申し込みの流れを確認しました。
千葉県のホームページで、試験日程と申し込み方法をチェックします。
大まかな流れは以下の通りです。
【試験までの流れ】
• 仮申し込み
• 本申し込み
• 講習会の申し込み
• 講習会参加
• 試験
ホームページを見れば詳細は分かるので、ここでは簡単に触れるだけにしますが、
とにかく早めに動くことが大事です。
私の場合、スケジュール感はこんな感じでした。
• 試験の約5か月前:仮申し込み
• 試験の約2か月前:本申し込み
• 試験の約1か月前:講習会の申し込み
申し込みは電子申請でも郵送でも可能なので、手続き自体はそこまで大変ではありません。
なお、講習会の申し込みは郵送のみでした。
ここで一つ重要なポイントがあります。
精神鑑定(診断書)の取得は、早めにやっておいた方がいいということです。
仮申し込みの段階では不要ですが、本申し込みの際に診断書の提出が必要になります。
病院の予約が取りづらい場合もあるので、余裕を持って受診するのがおすすめです。
ここまで済ませれば、申し込み関係は一通り完了です。
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講習会は参加する必要がある?
「講習会って本当に参加する必要あるの?」
と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、参加した方がいいです。かなりおすすめです。
講習会では写真撮影などがNGだったため、詳しい内容は書けませんが、
試験でのポイントを教えてもらえるほか、実技対策ができるのが大きなメリットです。
私のように、
「罠を実際に見たことも、触ったこともない」
という人間からすると、初見で試験を突破するのは正直かなり厳しいと感じました。
実物に触れておくだけでも、当日の安心感が全く違います。
講習は試験の1週間前に開催されました。
試験について
狩猟免許(わな猟)の試験は、大きく以下の3つに分かれています。
• 知識試験
• 適性試験
• 技能試験
適性試験は、簡単な視力・聴力検査や運動能力の確認が中心なので、ここでは詳しく書きません。
知識試験は全30問で、正解率70%以上で合格となります。
技能試験は、以下の3項目です。
• 鳥獣判別
• 猟具判別
• 猟具の架設
この記事では、知識試験と技能試験の対策について書いていきます。
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講習会について
講習会に申し込むと、以下のテキストを受け取ります。
• 参考書
• 試験問題集
• 鳥獣判別に関するテキスト
講習会の時間は、9時〜16時頃まででした。
• 午前:知識試験対策
• 午後:技能試験対策
知識試験対策では、テキストを使いながら、出題されやすいポイントを中心に講義してくれます。
特に鳥獣判別や猟具判別については、
「ほぼ試験に出る内容をそのまま教えてくれる」
という印象でした。
判別系については、講習会に参加していれば問題なくクリアできると思います。
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猟具の架設(技能試験で一番重要)
技能試験の中で、一番重要だと感じたのが猟具の架設です。
講習会では、試験で使用する猟具についての説明があり、
実際に複数回、架設を体験させてもらえました。
ここでしっかりと
• 架設の手順
• 注意点
を覚えておくことが、とても大切だと感じました。
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知識試験の対策
試験の約1か月前に、Amazonで評価の高い参考書を購入しました。
講習会までに、テキストを2周することを目標に勉強を開始。
問題数から逆算して、1日あたり何ページ勉強するかを決めました。
事前に勉強していたおかげで、講習会での説明もスムーズに理解できました。
もともと基礎知識がある方や、要領よく勉強できる方であれば、
講習会受講後〜試験までの1週間程度の勉強でも十分だと思います。
ただ、私のように予備知識がほとんどない場合は、
用語に慣れる意味でも、試験の2週間前から勉強しておくと安心です。
講習会では、試験に出やすいポイントを教えてもらえるので、
講習会後は配布された例題集を解き、理解が浅い部分を参考書で復習しました。
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技能試験の対策
鳥獣判別・猟具判別については、
講習会で教わったポイントを忘れないよう、何度も確認しました。
猟具の架設については、自宅で実際に練習できないため、
イメージトレーニングを中心に対策しました。
講習会の際に、
• 架設の順序
• 注意点
をメモしておき、それをもとに何度もイメトレを行いました。
意外と大事だと感じたのが、
他の受講者が間違えたポイントや、減点になるポイントをメモしておくことです。
他人が間違えやすい部分は、自分も間違える可能性が高いですし、
減点ポイントを把握しておくだけでも、多少ミスしても合格ラインを超えやすくなります。
とにかく講習会では、
「間違えやすいポイント」をできるだけ多く持ち帰ることが大切だと感じました。
試験当日
試験当日の流れは、以下の通りです。
【当日の流れ】
知識試験 → 適性試験 → 鳥獣判別 → 猟具判別 → 猟具の架設
知識試験と適性試験で合格点に満たなかった場合、その時点で試験終了となり、
鳥獣判別以降は受験できません。
進行状況にもよりますが、私が受験した際は、
午前中に鳥獣判別まで行い、午後から猟具判別と架設試験が行われました。
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知識試験について
知識試験は、三択問題の全30問です。
出題分野は、主に以下の内容でした。
① 法令について
② 猟具について
③ 鳥獣について
④ 鳥獣の保護および管理について
講習会で教わった内容をしっかり復習しておけば、問題なく突破できるレベルだと思います。
個人的に一番覚えにくかったのは「鳥獣について」の分野でした。
配偶様式、営巣場所、生息環境など、暗記項目が多く、苦戦しました。
私はわな猟を受験したため、出題はほぼ獣類が中心でした。
鳥類が全く出ないわけではありませんが、時間が限られている場合は、
獣類を中心に勉強する方が効率的だと感じました。
その他の分野については、問題集を繰り返し解いていれば、大きな心配はないと思います。
※あくまで個人の感想です。
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適性試験について
適性試験は、基本的な視力・聴力・身体能力の確認が中心です。
特別な対策は必要ありません。
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鳥獣判別・猟具判別について
鳥獣判別、猟具判別についても、講習会で学んだポイントを覚えていれば問題ありません。
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猟具の架設試験について
おそらく、最も緊張するのが猟具の架設試験だと思います。
私は事前にイメージトレーニングをしていたおかげで、落ち着いて対応することができました。
ただし、架設する猟具には個体差があります。
例えば、扉が閉まりにくいなど、思った通りにいかないこともあります。
そういった場合でも、焦らず対応することが大切です。
一度外してから、落ち着いて組み直すのも有効だと思います。
実際に私も、うまくいかない部分があり、少し焦る場面がありました。
架設が終わったら、必ず点検を行ってください。
• 減点されそうな箇所はないか
• 不足している部品はないか
• 各部品が正しく取り付けられているか
こうしたポイントも、講習会で詳しく教えてもらえます。
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最後に
試験の2〜3週間前から少しずつ勉強し、
講習会で試験に出やすいポイントを押さえておけば、十分合格を狙える試験だと感じました。
なお、講習会での細かい内容や、実際に架設した罠については、
試験に関わるため、この記事ではあえて書いていません。
講習会では写真撮影なども禁止されていたため、
詳細については控えさせていただきます。
これから受験される方の参考になれば幸いです。
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